-LOOP WHEEL MACHINE-
吊り編み機
品質の高いスウェットシャツを編むためにライディングハイが選んだ編み機は、大正時代から使用されている吊り編み機と呼ばれる編み物の機械です。ライディングハイの定番アイテムとして生産されているスウェット類やTシャツ類は、
主にこの吊り編み機によって編み立てられた生地でできています。もともと高級な肌着を編むために作られた吊り編み機ですが、
既に生産は中止されており、現在日本には約200台しか残っていないようです。
1日約12時間かけてゆっくり丁寧にスウェットシャツの素材を編み上げます。その長さはたったの10メートルほど。その速さは一般のスウェットシャツの製造に使われる高速編み機の約180分の1と言われています。
吊り編み機によって編まれてできた製品は、洗い込むほどに実感出来る手編み感覚の豊かな風合いを、ずっと変わらず着用できます。そのため一生モノのスウェットになることは間違いないでしょう。
1950年代〜1960年代のヴィンテージと呼ばれているスウェットシャツなどもほとんど吊り編み機によって編まれた生地を使用していました。
3本の糸を編んでいく吊り編み機の針。1つの吊り編み機には1000〜1500本の針が使われています。